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ロシア号の中の具合

電車というか列車の旅は本当にいい。またその時間が長ければながいほど良い。ウラジオストック駅は、日本の駅と違う。改札口がない。前に話したかもしれない。どちらにせよ外国の話だ。ロシアは多民族国家だといえる。髪の色が染めているわけでもなく、それぞれ違う。でも国家として機能している。だがそれは旅人そしてロシアを見ているわけだがからその内情は違うかもしれない。兎に角、日本みたいな黒髪一色じゃない。顔つきも民族の違いを思わせる何かがある。とはいえ本当のところはわからない。

車内は快適だった。ぼくはそんなに日本においても列車の旅をしていないが、いままで乗った列車では最高位だ。室温管理も行き届き、
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なにせ食べ物がうまい。ぼくは全くロシア語を解しないので、ガイドブックで紹介されている食べ物をたべたが、何を食べてもうまかった。食堂車はルームメイトは誰も使っていなかった。少しお高いのだろう。みんな数日間の食べ物を用意していた。ヴィタ女史はひまわりの種を食べたりしていたい。アレクセイは缶詰やパン、りんごなどを用意していた。もうひとりの人は名前は忘れた。どちらにせよみんなとうまくやっていた。アレクセイはTOYOTAのキャップをかぶっていた。それに孫のためか子供が乗るような自動車のおもちゃを(でかいやつ)を客室に積んでいた。ぼくは早く列車に乗っていて、ヴィタ女子が乗ってきたとき、女性と二人きりの旅か? と思った。なぜならガイド本などでシベリア鉄道はお高くてあまり利用者がいないとあったからだ。どうなる? と思ったのはいうまでもない。しかしアレクセイが乗車してぼくは落ち着いた。

写真にあるビールはロシアのビール。あたりまえだが、そうなのだ。売り子のおばちゃんから買ったのだが、買ったはいいが栓抜き持ってはいない。いやいや教えてもらった。栓はネジ式なのだ。ビールとともに手だけが見えるのはヴィタ女史。確かその当時23歳だ。写真は拒否されたのだ。ネット世代の人だな。新妻だ。ペテルブルクで旦那が働いているそう。まあみんないいやつだった。




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シベリア鉄道のトイレ。これが終盤で故障した。配電盤ごと変えて修理は完了。この点が少し困ったことだった。
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これ向きが悪いが給湯器だ。車掌が幾らか出せば紅茶やコーヒーを入れてくれる。ロシアでは生水は飲めない。熱かったがたすかった。
下は自動ドア。ぼくが乗った車両は障害者用の部屋があり、自動ドアがついていた。とにもかくにも旅は始まったのだ。
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ここは食堂車。こんなおしゃれなデザインの食堂車は日本にはないだろう。ビフステーキがうまかった。後に出てくるフランスとは桁違い。ボルシチもうまかった。
by ningenno-kuzu | 2014-10-26 09:14 | ユーラシア大陸横断旅行 | Comments(0)

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