頭のヒューズが2.3本抜けたぼくの見解

ぼくは人にムカつくしぼく自身にムカつくし世間様にもムカつく。犯罪者にムカつくし戦争にムカつくし貧困にもムカつく。で、ぼくは考えた。誰が一体悪いのか? 結論から言おう。誰も悪くはない。誰も咎め立てできないのだ。みんな生きるためにしていることだとぼくの頭はたどり着いた。イカレタ頭を持っているとこんな結論にたどり着く。つまり誰も悪くはない。またぼくのムカつく対象でない人もたくさん世界にはいるだろう。穏やかに生活を送っている人がだ。あるときぼくはある場である人に聞いた。「サザエさん」みたいな家庭なんてないだろと尋ねたのだ。いや、あるよ。それがあるんだよ。という回答を得た。ぼくはそうかな、と思った。ありえる話だからだ。

ぼくは余りにも理想が高くて、夢みたいなことを考える夢想家と言えるかもしれない。現実を知ろうとしない馬鹿だと言えるかも知れない。とはいえ現実を知っているつもりだ。ほんの少しだけどね。附属池田小学校で起きた連続児童殺傷事件がある。ぼくはぼくなりに調べたのだが、誰でも手に入れることができる程度のネットでの知見だ。この犯人がどうしてそんな事件を起こしたのか、そうして防ぎようはなかったのかぼくなりに考えてみた。詳しくは述べないが、彼が犯行に及ぶことを防ぐことは不可能だろう。彼の子供時代がひどかったことはネットでわかるが、どう考えても防ぐことは不可能だったとぼくは結論づけるしかない。仮に当時に警備員が配置されていても恐らく彼を止めることはできなかったろう。彼は死刑を自ら求めた人であり、自殺死刑みたいな感覚が彼にあり、極論を言えば自分で自殺できないから子供を殺して死刑にしてもらうという派手派手しい幕引きを行った人物である。そんな彼を止めようはないのだ。共同体において犯罪が驚異であることには代わりがないが、このような人物がいつどこで出現するかわからないだろう。

日本に限定すると重犯罪は昔に比べれば少なくなっていると聞いたことがある。しかしながら軽犯罪は増えているらしい。多くの人は犯罪に加担せず共同体の中でそれなりに暮らしていることだろう。ぼくは厳密にしかも厳格にガチガチなイカレタ頭の持ち主だから腹が立つことがいっぱいあるが、そんなことにいちいち頭を垂れていたらキリがないのでそんなことはしないようにしている。頭に来ても自分の中で消化する。そうしないと摩擦が起きるので共同体、つまり社会にいるのだから好き勝手はできない。つまりこれが大人の事情だ。ぼくは子供みたいにストレートだからぶつかることが多かったが、流石に歳もとしなので、控えるべきであるという方向に進んでいる。
 
この世の中、つまり世界には誰ひとりとして悪い人はいない。みんな自分の中に正義を持っていて、つまり正当化できる価値観を持っていて、誰が誰を悪いとも判断すらできそうにないのだ。裁く法律がなければこの世に犯罪者はいない。全世界、日本という国、どこでもそれは同じだ。

『八墓村』という横溝正史が書いた小説がある。どの時代か記憶にないが事実をもとにして書かれた小説だ。こんな猟奇的殺人事件が、日本の村落で起きていたということがぼくには理解できなかった。ぼくの村落に対するイメージがとても良好であったためだと思える。田舎の人はみんな純朴であるというイメージがぼくの中にあったのだ。現在ですらあるほどだ。いわゆる田舎の方言を聞いていると純朴な人という方程式が備わったみたいにぼくは田舎の人を見てしまう。これは誰しもが経験しているかも知れない。だから『八墓村』はぼくにとって疑問符が残る作品となった。小説でというより映画で観たのが決定的だった。この猟奇連続殺人事件が起こりた状況がぼくには理解できないでいる。ただとんでもないドロドロとしたものが、どこかに漂っていたことは確かだ。またそこには村社会の陥る罠が隠されていたように思える。なんらかの宗教観をそこに見出すことも可能かも知れない。だがあらゆる殺戮はどうしようもないことに思える。『耐えられない存在の軽さ』だっけ? ミランクンデラの作品じゃないが、人一人の命の軽さを考えてしまう。この軽さ、お手軽さ、フイと風が吹けば人が死ぬ。そんな軽さ。それはどうしようもない。どうしてそこに重石を加えることが出来るだろう。せいぜい家族や友人たちの命しか身近に感じることしかできない。

ぼくがこんなことを考えるのはイカレテいるからだろう。まともな人が考えそうにもないしね。でもぼくのイカレ度は半端なくて、どうしたら世界が平和になるか真面目に考えることもある。現実を知っている人はぼくのその考えに対して早々と答えを出すだろう。「無理」だと。ぼくも無理だとは思う。だが無理だから傍観者になるのも馬鹿らしい。どうせ同じ馬鹿ならなんとかしようとオロオロ考えて行動するしかない。でもそうしたって何もことを改善はできないがね。やらないよりしたほうが良いと思うだけだ。



by ningenno-kuzu | 2017-04-01 13:45 | 日記 | Comments(0)

自画像 paint by 魔ギオ


by 穴田丘呼