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ぼくの大阪時代

ぼくが下宿していたところには二人の乞食がいた。一人は哲学者みたいな風貌で、髪は長く後ろで束ねていた。足が悪くまるでバレーのトウシューズはいて片足だけがたっていた。もう一方は普通で歩けるのだから、片足さえ我慢すれば歩けないこともない。といって彼の収入源は古新聞やダンボールである。そのため大きなリヤカーを持っていた。誰がその人に与えたのかはわからないが普通の人にはあのリヤカーは手に入れることはできないだろう。

もう一人の乞食はリヤカーはもちろん持っていた。違いはといえばラジオをその乞食はもっていてそれにラジオをかけっぱなしだった。どこで手に入れたのかは不明だが、捨ててあったものを拾ったのだろうと推測はできる。が、ある日そのの乞食が仏壇屋の前でショーケースにある仏壇を熱心に見ていた。仏壇が彼の手元には届くまいとおもったが何か寂しいものを感じた。

終わりなし。ご勘弁を。
by ningenno-kuzu | 2008-04-21 17:40 | 思い出 | Comments(0)

自画像 paint by 魔ギオ


by 穴田丘呼